「山本さん!長谷川先生が呼んでる!運んで欲しいものがあるんだって」

「ありがとう」

なんだろ?運ぶものって。

「ごめんね。山本さん、これを運ぶの手伝ってくれる?」

「はい。」

重い…。なに入ってるんだよー。

「大丈夫?ありがとう。助かったよ。」

ニコッ

「いえいえ、大丈夫です。」

ドキドキ…なんだろうこの感じ。

まあ、いいや。はやく教室もどんなきゃ。終学活始まっちゃう!

間に合った。まだ、先生来てないみたい。

「藍!探したよー」

「ごめんごめん。なに?」

「なにってなにしてたの?」

「あ~あ。荷物運びしてたんだよ。」

「そうだったんだ」

「席座って!」

「あっ!上野先生きた!!」

「じゃあ、後で」

「うん」