それから、美晴ねえちゃんは


少し遠い進学校に入学して

俺は地元の高校に残った。


家は隣同士でも

俺達の距離は

ずいぶん遠くなってしまっていた。


深夜まで明かりのついた、ねえちゃんの部屋を


時折、眺めていた。