「あのね、あっちゃん。あたしからも報告があります。」


はにかんで、言葉をためらうねぇちゃん。


「どうしたの?早く聞きたいよ。」

そして伝えたいんだ。

俺の気持ちを。



意を決したのか、ねぇちゃんが口を開く。


「あたし、結婚するの。」





そうか。


どうやら俺は・・・


少しばかり遅かったらしい。