「今すぐ今川と別れろって言ったんだ」

「んなこと嫌に決まってんだろ」

「好きじゃないんだろ?」

「ああ、最初からただ付き合ってやってるだけだ」

「じゃあ別れるくらい簡単だろう?」

「嫌だね」

「はあ!別れなさいよ!」

「そいつより可愛い彼女ができたら別れてやるよ」

「本当に男のクズだな」

「なんだ?やんのか?部長さんよ」

「柏木、眼鏡を頼む」

「うん」

「いいね、ボコボコにしてやんよ彼女の前でな」

「いいから来いよ」

「今川ちゃん離れるよ」

「はい」

「うらぁ!」

身長は同じくらいまぁ喧嘩は強いんだろうが

「紹也!」

柏木が叫んだと同時に奴の腕を掴み背負い投げ

「ぐはぁ!」

「勝負ありだな」

「く、くそ!いいさ俺の言うこと聞かない女なんているか!」

バシッ

柏木が奴の顔を平手打ちした

「最低!!」

「うるせぇ」

そう言って奴は走って行った

「大丈夫か?今川」

「はい・・・」