空は広い
 
わたしよりも
 
ずっと
 
ずっと
 
だから
 
私は空が
 
嫌い
 
ちっぽけなわたしを
 
いつも
 
見張るように頭上にいる
 
空はどこまでも
 
繋がっていて
 
広くて
 
わたしなんかいなくても
 
何一つ変わらない
 
気がするから
 
わたしなんか必要ない
 
そう思えてくる
 
だからわたしは
 
空が嫌い
月は輝きながら

私の影を

浮かび上がらせる

苦しい夜

切ない夜

涙が零れ

なにもかも霞む夜も

いつも

でも時々

空にあなたは

現れない

それがわたしの救い

自分の影なんて

見なくても

分かってる

もう照らさないで

わたしには

願うことしか

できない
風は強く

わたしに吹きかかる

冷たく

尖りながら


涙で濡れる

この頬に

痛いほど

突き刺すように

ずっとわたしの涙を

流れさせ

わたしを絶望に突き落とすだろう


悲しみの気持ちだけを

抱かせて
夜に

ただ貴方を

想います

それだけで

胸が

苦しみで満たされて

死にそうになります

切なさが

気持ち悪い

大嫌いです

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