「桃花ちゃんはすごいね」

「えっ?」


「ちゃんと朝起きて自分で弁当作ってるのえらいね」

わたしの頭を先輩の大きな手が撫でた


「そ、そんな…えらくないですよ…」

またドキッと胸の奥で音がした


「俺も桃花ちゃんみたいな弁当作ってくれるお嫁さん欲しいなー」

「お、お嫁さん!?」


「なんならなる?俺のお嫁さんに。桃花ちゃんなら大歓迎だけど?」

「む、無理ですよ…!」