ああ…今日は幸せすぎた。


僕は、家に帰ってもまだ今日の帰り道の
余韻に浸っていた。


しょーたくん…しょーたくん…
しょーたくんって!

エンドレス再生してはニヤけている。




「………さえ」
めちゃくちゃ小さい声でお風呂の中で
言ってみる。



…ムリムリムリ!
恥ずかしくてお湯をバシャバシャやる。


って、何やってんだ僕は…。

このヘタレをなんとかせねば。
よし、今日から自分のことも俺っていうぞ!
小さく僕は、じゃなくて俺は決意した。