コンコンコン

「入るぞー。どうした?浮かない顔して。」

「ア、アズルー。あのね。『いいのかな?言っても』」

「うん。どうした?」

「いいや。何でもない。ごめんね。もう、大丈夫だから。」

私。上手く笑えてる?

「?そうか。ならいいんだけどよ。お前。記憶の方どうだ?一応、リンネの親父さんには話してる。頭痛大丈夫なのか?」

「う、うん。まぁね。アズル。ありがと。」

「いいんだよ。学校いけるか?休むんだったら俺も休む!」

「じゃあ休む。アズルといたい。」

私は、行かないといけないから。
今日が最後かもしれないから。