「ココロー?」


片目しか見せない私を、不思議そうに見る千草ちゃん。


しかし不意に、その目に

イタズラを思いついた子供みたいな光が見えた。


「えいっ!」


「わっ、だめー!!!」


私の抵抗もむなしく、一枚の布に阻まれてクリーム色一色だった私の視界が、一気にひらけた。


「Wao!
So cute!!!」


いや、それはアナタだから!


白のクロシェ生地で出来たビキニは、彼女の小麦色の肌にとてもよく似合っていた。


あーーーーーーっ、もう!!!


「写メりたいっ!!」


…何か発想が栞みたいになってきたな。