「嫌い…って思う時もあるけど、本当の嫌いじゃないってゆうか…」


「はっきりしないわね!」


「待って、アユミ。

じゃあ、仲直り出来るチャンスもあるって事よね?」


「え、うんまぁ…」


アユミといい、私といい…どうやら千草ちゃんは出会ってすぐにファーストネームで呼ぶみたい。


全然嫌じゃないんだけど、完全な日本育ちの私にとっては軽くカルチャーショックだ。



「良かった!」


そう笑う姿にドキンとする。


「2人が仲直りしたら嬉しいの?」


由樹が不思議そうに尋ねる。


「うん!
だって私、ミサキもココロも大好きだもの。

だから大好きな2人にも仲良くしてほしいでしょ?」


「大人だね〜!」


桃が感心したように言うと、千草ちゃんが笑った。


「そんな事ないよ?

最初に会った時、ココロの事ミサキの彼女かと思ってヤキモチやいたもの!」


「あははっ!」


「マジで?!」


みんなが大爆笑。


日頃の私とミサキちゃんを見てのリアクション。


まぁ確かに笑える。