時刻はPM12:30。


テストが終わり、今は短縮期間中の為、学校は昼まで。


そんな帰宅途中の事だった。



「Excuse me…」


馴染みがあるような無いような言葉。


私はぎこちなく振り向いた。


熱で溶けそうな頭でも、これはリスニング問題のテープの音じゃない事くらいわかった。


そこにいたのは1人の女の子。


…っ、


かわいいー!!!



英語に対する不安よりも、私は目の前の少女の容姿にくぎ付けになった。