ーーー・・・ 『……さんっ…! 須田(すだ)さん……!!』 「んっ….………」 いつのまにか熱くなっていた頬に 冷たい手が触れて ピクリと瞼が動いた。 目を開けると視界には 心配そうな表情を浮かべながら私を見つめる白衣を着た女のひと。 「あっ、先生….……….…」 重い瞼を開けながら辺りを見回せば いつもみる景色が広がっている。 いつのまにか私は、保健室に運ばれていたみたいだ。