不意に草が揺れる音がした。

焦って振り返ると遠くに3人の人影が走っていくのが見えた。

鷹「姫様!」

私「大丈夫。見られてない。そうおもっておこう?」

スズメ「ですが!」

鳥達は心配していた。

自分たちの事ではなく私のことを。

私「大丈夫。……でも、もしもの事があったらよろしくね。」

スズメ「もちろんでございます。」

ツバメ「明日からは新学期。どうかお気をつけください……」

私「ありがとうニコッ。なら今日の集会はここまでね?」

鳥達「ハッ!」

そういって飛び立っていく鳥達。

私は家路に帰りながら明日のことを考えていた。

今日の事が未来にどんな影響を与えたかも知らずに……