それいい、そうしよ……ん!?!?


「……森坂?」

「わわわわ、何してんの!?」

「…え、あ…ごめん。って森坂こそこんな所で何してんの?」


私の視線の先には、上半身裸の嶋中くんがいて、私に驚いたように目を見開いている。


「な、何って…ここ私の部屋だよ!?ってかふ、ふふ服着てよ!!」


「…森坂、ここ306室。俺と柴田と山本の部屋だよ?」


Tシャツを着ながら、何言ってんの?って声で嶋中くんに言われ周りを見渡せば


確かに…私たちの荷物はないし。

言われてみれば、 壁に飾ってあった額縁の絵も違う……。


嘘、私…や、やややらかした!!!!
2階と3階間違えたぁあぁあぁあ


「ごごごごめんなさい!!悪気はなかったの!本当に!帰る、今すぐ帰る!」

「別にいいよ、落ち着いて。それに…俺的には願っても無い訪問だったけどね。」

「え?…願っても、ない?」

「だって、柴田と山本は今 風呂。そんな中、いきなり好きな子が部屋にやって来て2人きり。…ね?美味しい。」


よ、よく分からないけど…。