あれから、すぐにみんなに追いついた私たちは…
「おぉ〜!いいじゃん!!」
「すげぇ、華やか!」
舞妓さん体験しちゃいました!!
茉央ちゃんも黒崎ちゃんもとっても似合ってて女の私から見ても綺麗!!!
そんな2人を見て宮坂くんも山田くんも目を輝かせている。
「…………ぶっ」
「み、南くん今、私のこと見て笑ったでしょ!!」
しかし、やはり南くんは”似合ってる”なんて言ってくれる訳もなく
「七五三かよ。」
「ひ、酷い!!…どうせ七五三ですよーだ。」
七五三って!!
そんなにお子ちゃまか、私は。
…でも、その笑顔ちょっとかっこいい。怒ってるはずなのに…そんな笑顔向けられたらちょっと許しちゃいそうになるじゃん。
「茉央、すげぇ似合ってる!!可愛い。」
「そ、そうかな…ありがとう//」
あー、バカップルが何かイチャつき出した。無理。パス。
黒崎ちゃんに慰めてもらお…
「や、山田くん…どう、かな?」
「ん?すっげーいいよ!綺麗!」
あ、こっちもダメか。
あれ…?もしかして私だけソロ充?
みんな、褒めてもらえていいなぁ。
私なんか、七五三だって言うのに。こうなったらヤケクソだ!!
自撮りしてお母さんに送り付けよ。さすがにお母さんは似合ってるって言ってくれるはずだ。
何たって、血の繋がった娘なんだから!ね?可愛く見えるでしょ!