「ね、ねぇ…手っ取り早く南くんに意識してもらう方法って、ないかな?」
そんな茉央ちゃんに、再び声をかければ
「ん〜。やっぱり、南くんも男の子だからね〜?」
「…と、言いますと?」
人差し指を口元に当てて、何やらニヤリと悪い顔をした茉央ちゃん。
「…やっぱり、色仕掛けじゃないかな?」
「い、色、色仕掛け!?」
「そう!色仕掛け。佑麻ちゃんメイク薄いし、バッチリしたらもっと可愛くなるよ〜!やっぱり、普段と違ったらちょっとはドキッとするんじゃない?」
ふむふむ。
なるほど……。
「茉央ちゃん!ナイスアイディア!明日から早速頑張ってみる!!」
待ってろよ〜〜!南くんっ!