「しかし、玄武様と言えば、朱雀様(スザク)、白虎様(ビャッコ)、青龍様(セイリュウ)と肩を並べる妖怪四天王の１人。なぜそれほどの御方が人間界に身を潜めておるのですか？」
「それは、妖怪四天王の中で唯一の妖怪王様の子孫だからです。妖怪帝国にいたら悪魔族に狙われてしまう。だから、私が人間に身を潜めるようにお願いしたのです。だが、それも後四年も持たないかもしれませんね。」
「四年？なぜ四年なんですか？」
「今、悪魔族は妖怪狩りを始めようとしています。四年後に備えて。」
「四年後に備えてって、四年後に何があるのですか？」
「四年後は赤い月の年なのです。その名はred moon その年は悪魔族が力を上げる年なのです。」
「redmoon？そのままじゃないですか。もうちょっと、マシなネーミングは無かったのですか？」