私は家に帰ってお母さんに新しいクラスのことを報告した。その時に衝撃の事実が発覚した!
まとめると……
先生と兄は同じ大学で同じ学部。先生が4回生の時兄は1回生。さらに、学年はかぶっていないけど同じ高校だった。
そして、先生の友達のお母さんと私のお母さんが友達だということ。
図を書くと……

母 ⇔ 母
友達 | 友達 |
先生(25)⇔娘 私(14)、兄(22)、姉(26)
となる。
まさかの先生は私の姉より年下!
しかもものすごく性格とか考え方が兄に似ててこんなことってあるんやとめっちゃびっくりした。

先生の友達がとてもお母さんに何でも話す人で、そのお母さんもかなりお喋り。だから、先生が仕事で悩んだりして相談したことがまさかの、私まで回ってくるという状況になっている。

去年先生のクラスではメンタルが弱く今までの反撃をくらって退学した人が一人いた。そのことで、
「俺、もしかしたら違う学校に行かなあかんかもしれへん」
と悩み友達に相談したことが実際に私まで回ってきていた。

先生は熱血系の先生というキャラで生徒からもそう見られている。
絶対にみんなに言ったらダメだなと心の中で思っていた。先生の裏の性格とかしれて面白いなと思ったけどその反面気まずいなと思った。
先生は私が先生の悩みを知っているなんて知らないから、みんなと同じように接してくる。
でも私は
「この人こんな感じやけど、悩んでんねんなー」
と、1人で同情したり心配してしまうからとてもやりずらいと思った。
先生は私が先生の情報をいっぱい持っているなんて、夢にも思っていないだろう……

そして、これをきっかけに先生をみる私の目はだんだんと変化していった