手元には、赤黒い血がべったりと付いている




足元には人の死体と、どこまでも続く赤い道



よく見ると死体には、今まで出会った人たちの顔



...ひなこ。

月...みんな。。。






「...メテ。...ご..なさ」



自然と口から謝罪の言葉が出る

どんどん死体は増えていく


あたしの体を囲うように。。。



すると、上の方から光が一筋差し込んだ




...こんな温かい光、初めて。



次第にはっきり呼ぶ声がする





「...ナ。...ルナ!!!」





ハッと目を開くと、心配そうにのぞき込む月とひなこ





「おねぇちゃん!!大丈夫!?!?」






ハァハァと肩で息をして、手を確認する





...赤くない