「ひなこ、よく聞いて」




ひなこは寒いのか、体が震えている




「あたしは、外にいるお巡り達をここから遠ざける。必ず迎えに来るから。

...もし、ここの奴らに見つかったら、黒鋼高校にいる真中ルナに会いたいって言いなさい。わかった?」




「...わかった。おねぇちゃん寒い。」




震えるひなこをギュッと抱きしめる。




「絶対。迎えにきてね。。。」





胸の中で、小さなひなこの声が聞こえた




必ず迎えにくるから。


少し待っててね。



そっとひなこを離し、来た道を戻る



そして、あたしはひなこと別れた