..ハァ..ハァ。




季節は、6月


だけど、雨に濡れるのはやっぱり寒いもので、ひなこは限界が近づいている





このまま逃げ切れない



すると、目の前に一つの大きな倉庫
その中に数人の気配を感じた。




...ここは。昔来たことがある。




でも、とりあえずひなこを避難させないと




サッと倉庫の裏口へ周り、ドアノブを捻ると、簡単に空いた




ちょっと。
不用心すぎじゃない?





ひなこを、裏口から中に入れて、近くにあった部屋に入れる。


そこは、いくつかの毛布と避難食のある物置みたいだった。