「「制限時間は、10秒ね?...いーち、にーい。。。「右、空。左、海」



「「...ファイナルアンサー?」」



ずずいっとマイクを差し出すように目の前に手が出された




「...うん」




「「。。。ぶっぶー!違いまーす」」





「...そう。間違っちゃったの?
まぁ。いくらあたしが本当を見抜いても2人が偽ったら証明できないものね?」




あたしは、間違っていない

言葉は、とても力のあるもの縛ってしまうものだから、空と海が違うって言ったら違うということになっちゃう



「「。。。ごめんなさい。正解だよ?」」


顔を見合わせて、シュンと項垂れた双子


しおらしくなって可愛い


「え!?お前、空と海見分けられるのか!?」




さっきまで、ソファーで寝ていた金髪が驚きながら近づいてきた。




「わかる。少し雰囲気も違うし」




正確に言えば、血の匂いが違うんだけどね





「「僕たちも初めて会ったよ!すごいね。
これからよろしくね?」」





よろしくする気はないんだけど。。。