案内された部屋は、モデルルームのような必要な家具と、少しのゲーム機械があるだけだった。



大きくて座り心地のよさそうなソファーには、月が座っていて、

二人掛けのソファーには、双子

大きなベッドにもなりそうなソファーには、金髪が横になっていた。



「...チャラい奴は?」




「「翔馬のこと?」」




「名前知らない、胡散臭い笑顔のヘラヘラしたやつ」





「...ほんと。ひどいよね。」





後ろから声がして振り向くと、腕を組んで壁にもたれかかっているチャラい奴がいた。




「だって。名前知らないし」






「「そーだよ!僕たち自己紹介してない!!」」