そこには、俺と付き合ってどれだけ幸せか、何が楽しかったのか


沢山の気持ちが綴られていた



こんなにも思ってくれていたんだな

俺、この気持ちにどれだけ言葉で態度で示せたんだろう



止まらない涙を流しながら俺は、一つ一つ大切にページを開いて行った




でも、ある時から

内容が変わりだした


学校が怖いとか、教室に入りたくないと



〇月〇日

この日、膝に擦りむいた痕があった日だ


――

階段から誰かに押された。


振り向いても誰もいない


でも、助けてくれる人も誰もいない