―――コンコン




「はい」





ひなこの声だ!



ガチャ
ドアを開ければ、ベッドに横になってるひなこ




「ひな!!お待たせ!!!」






「おねぇちゃん!?」






ほんのり頬の赤いひなこをぎゅっと抱きしめる。





「遅くなってごめんね?」





「大丈夫だよ?ちゃんと来てくれたからそれよりも、ちゃんとここの人達に挨拶した?」





「。。。え?」






「駄目だよ?お世話になったんだから菓子折りぐらい持ってこないと」






は、はい。
なんてしっかりしてるのだろう





「ご、ごめんなさい」





「ひなにじゃなくて、ここの人に言わないと!
...ひな、熱出しちゃったんだけど看病してくれたんだよ?」






やっぱり
ひなの体は、いつもより少し熱い