時給アップ。。。
その言葉につられ、フロアに出ることにした。
顔のお陰かスムーズに接客もでき、店長にも喜ばれ、時々フロアにも顔を出すことにした。
俺がフロアに出てから、売り上げが上がったらしい店長は、頻繁に俺をシフトに入れるようになった。
増える金。
一方で、真里菜と会う時間は減るばかり
「...今日は?」
「ごめんっ!一緒に帰れない」
「...そっか
最近、忙しそうだけど何か予定あるの?」
サプライズにしたいし、中学生でバイトなんて、知られたら大事になる
俺は、うやむやに聞き流すことしかできなかった
「...ほんと。ごめんな
でも、来週は一緒にいような」
うん!
と笑顔で微笑む真里菜
いよいよ来週
真里菜の誕生日だ。
俺は、更に張り切った。