はぁ。



本当は、今日。

真里菜と出かけていたかもしれないのに、俺はカフェの下準備をせっせとしている



知り合いのカフェ


俗にいうここは、執事カフェ


俺は、裏の調理専門にしてもらってる




真里菜には内緒だし、真里菜以外に甘いこと言うなんて吐き気がする





「翔馬!

ちょっと手伝ってくれ!」




マネージャーに呼ばれる




「はい。どうしたんすか?」








「すまん!!

今日、人が足りなくてな?少しでいいから表やってくんねーか?」




「え。それ、約束が...」




「時給アップさせるから」