「どーしたの?そんなに神妙な顔つきで」
場を和ませようとしてくれる空と
ジトっとみてくる海
空を傷つけることを何よりも嫌がる海は無意識に警戒をしているみたい
「...あのね。
今日。岬さんにあったよ」
あえて、母親とは言わなかった
母親と認めていない二人にはその言葉だけでもダメージだと思ったから
「な!?
...なんでルナが?」
いつもルナっちって呼んでくれる海はそこにはいない
空は、何も喋らなくなってしまった
「デパートであったの、声をかけられてお茶をした」
「っふ。なに?お金が欲しいって?それともまさか一緒に暮らしたいとか?」
鼻で笑う海
「笑っちゃうね。で?ルナは何を伝えに来たの」
...こんな状態で伝えても意味がない。。か