なんて、不器用な人




「...素敵な写真です。」



「ありがとう」



涙ながらに微笑む彼女は、母の顔だった





「...第三者が、何を言ってるんだと思うと思いますが、

もう、どうにもできないことなのでしょうか?」





フルフルと
悲しげに首を振る




「本当は、こんなこと自分の中にしまっていなければならないこと

まして、あの子の近くにいる人にこんな、

入り込んだ話をするなんて卑怯な女と罵られるべきです。

あなたは、優しい人ですね」




...諦めてしまってる



もう溝は埋まらないと



でも、歩み寄ることで何かが変わることをあたしは、知ってる