「あ!お前!!!
迎えに行こうと思ってたんだ!
あれだ!俗に言う、
飛んで火に入る夏の
....とり?」
...うるさい。
金髪だし馬鹿だし顔もうるさい
「おい!顔もうるさいってなんだ!せめて声に出すなよ。...傷つくだろ。」
...めんどくさい
わかってるっての
だから、来たんだし
「「りょーちゃん。うるさーい」」
でた。
ここにも、うるさい双子
見分けがつかないことをいいことに、悪戯ばかりするって聞いたことがある。
「なになに?騒がしーね?」
屋上の日陰の方から顔を出したのは、少し長めの明るい茶髪にヘラヘラした男が出てきた。
「...あんた達に用はない。だけど、あんたらの倉庫にいる妹に用がある。だから倉庫に連れてって」
「は?」
「「えぇー!大胆」」
「うーん。」
それぞれの反応も、あたしをイライラさせるには十分だった。