翌朝、ひなこの慌てた声で目が覚めた
...この部屋、真っ暗なのは寝やすいけど、本当に光が差さないから、朝かもわからない
隣には穏やかに眠る月
きっと今日は、一日辛いだろうから、体にいいものを翔馬に作ってもらおう
眠い目をこすりながらドアの外で騒ぐひなこが気がかりで、月の部屋のドアを開ける
「...どうしたの?」
予想もしていなかった部屋からの登場に、みんなの動きが止まった
「え?ルナちゃん?
...なんで、月の部屋から。しかもその恰好」
恰好?
...あ。
昨日狩りに行こうと思ってたから少し際どい服装だった
「えっと。これは。。。」
ガバッっと肩に何かがもたれ掛かった
「もー。みんな野暮だな
俺たちは、そーいう関係にな「ってません!!」
まったく!
何を言うんだこの人は