その日の夜


想像以上に体力を消費していたあたしは、血が足りないことに気が付いた




でも、時刻は真夜中を回って倉庫にいる人は、夢の中



月やみんなのを時々もらっていたけど、こんな時間に起こすのは申し訳ない





しょうがないけど、狩りに行くか





支度をして外へ向かう




「...ルナ?
どこいく?」





ビックぅぅ!

みんな寝静まってると思ってたから急に声をかけられてびっくりした


...羽が出ちゃった。




「どうしたの?その姿」





血が足りなくなったあたしは、人の姿を保てなくなり吸血してないのに銀髪の赤い瞳になってしまった



力が弱まってるから、驚いただけで羽が出ちゃった



「...血。吸ってきたの?」




悲しげな顔


「違う。...血が足りないの」



フラッとよろめく




昼間と同じように月の腕の中へ納まった