解散って言っても、双子も倉庫に住んでるわけだし、一緒なんだけどね
倉庫に戻ると月も亮太もみんないた。
でも、その場にいつも元気な双子が交わることはなくて、それを誰も何も言わなかった
ただ、見守る優しい空気が流れていた
あたしたちも買った荷物を部屋に運んで少し、ゆっくりしている
「...おねぇちゃん。」
「駄目よ。あたしたちができることは、見守ることだけ」
ひなこが言いたいことはわかってる。
でも、何もできないということをあたしは知っている
最後まで言わせてもらえなかったひなこは、可愛い唇をブスッと尖らせて、不貞腐れモード
げっ!
不貞腐れちゃった
触らぬ神に祟りなし
そっと、部屋から出ようとする
「...ちょっと待って。」
。。。ですよねー