すぐにきた料理



目の前には、温かい料理が並んでいるのに、この席は寒い気がする




...本当は、そっとしてるの方がいいんだろうけど

ひなこが気を使ってるじゃない!!


小学生に気を使わせるなんてダメでしょ






ふーっと深呼吸をして目の前の2人をみる




まだ、心ここに在らずって表情




「...海。空


言いたいことがあるのなら聞くわ。

でも、言いたくないのなら、いつまでも沈んだ表情しないでくれる?

美味しいごはんを美味しく食べれないじゃない」




少し強めの口調

ハッとしたような2人



「「...ごめんなさい」」




謝ってほしいわけじゃないんだけど




「おねぇちゃん。言葉足りないよ


空くん海くん。おねぇちゃんはね。二人の力になりたいって言いたいんだよ?」




...ひなこにフォローされた

あたしも気を使わせちゃったのね


ひなこを優しく見つめ頭を撫でる

するとひなこは、満面の笑みで返してくれる


少し和んだ雰囲気が、その場を流れた