「まずは、なにみる?」



行く当てもなく、ぶらぶら回ってたけど、ここは広い。


計画的に回らないと、なにも買えなくなる



「ひなッチはなにみたい?」


海が、ひなの片手を繋いでお兄さんらしく尋ねてる


暫く、マップを見ながら考えるひなこ





「うーん。

あ!水着と浴衣とこのお店!」




手ものとマップに行きたいとこを印で囲んで、回ることにした。





「ここからだと、この店からかな?」



空がどういう順番で巡ったらいいか、考えて道案内をしてくれる




「。。2人とも、ちゃんとお兄ちゃんだね。」



「「ルナっち!?

どーいう意味!!」」


すごい。
行きピッタリ



「いや。いつも2人一緒が多いから、気づかなかったけど、空は空、海は海だなって!」




「当たり前でしょー?」



「それに、僕たちも、双子だからって決めつかてたところもあるから」



海と空は、互いに顔を見合わせている




周りからの勝手なイメージ

それだけが先回りして、双子は壊さないようにしてただけ。


もう、それをしなくていいって考えられるようになったってことかな?


そんな成長を少し後ろから、眺めていた