「「あー!
寝たふりずーるーい」」


すぐさま、妨害してくる



眠いのに

気にしない。


だって、きっとめんどくさいから



「「ひなっちだって、お出かけしたいよねー?」」




...それは、ずるいでしょ

あたしがひなこに弱いのを知ってて、ひなこから攻め落とすなんて


きっと、行くことになるんだろう


半ばあきらめながら
横になって耳を澄ましていた



すると

ピンッとひらめいたのか、ハッとしたひなこ



「お買い物行きたい!
駅のとこの、新しいショッピングセンター!」





最近できた、駅前のショッピングセンター
大型で、何でも揃うらしい




「「いーね!!」」



いこー!いこー!

なんて、張り切っているけど


この炎天下の中歩くことはできないし、行く方法がないんじゃ...?




うん。

そんなこと関係なかったね


行動のはやい双子はどこかに電話して

「「車、来るから!」」

っと。。。


なんでも、夜桜には、ちゃんと免許を持った

専属運転手がいるらしい



行く気満々のひなこから、熱烈な視線を浴び

起きるしかなくて

渋々支度を始めた