こんな、私が恋をしてしまったら

海田ゆいです。よろしくお願いします。
今日から新しい学校だ。
色んな人が、転校生を珍しく思って見に来ていた。でも、なかなか喋りかけてくれなかった。
その時、1人の男子が喋りかけて来た。
｢どうもこんにちは！転校生さん！名前は……えっと……｣
｢海田ゆいです。｣と答えた
｢海田さんかー！俺は、河合かずや！よろしく！｣
｢よろしくお願いします！｣と返したら
｢敬語とか使わなくていいよ！同じ歳だしさ！｣
｢ありがとう！河合くん｣と答えニコッと笑った。
そしたら、私の方を見て、少し頬を赤らめてから他の男子に呼ばれてその場を去って行った。
それからすぐに1人の女子からも声を掛けられた。｢私は、多田あおい！どうもよろしく！｣
｢海田ゆいです。よろしくお願いします！｣と答え、そしたら｢敬語とかいいよ！私達友達ね！｣
と、いきなり言われた。
少し嬉しかった。友達とは、私にとって特別な存在だった。今までもいたけど、こんな、自分を友達だと思っていたんだ。と思う何故かと嬉しくてたまらなかった。
そのあと、河合くんが1人の男子を連れて来た。
｢俺は、元木しゅんやだ。分からない事があったら、聞いてくれ｣と言われた。｢うん！ありがとう！｣と答えたら河合が｢緊張してんじゃねーよ｣
と笑いながら。元木くんに言って、あおいちゃんが｢そーだよー元木のくせにー｣とか言ってとても楽しそうにみえた。
そんな風に考えてたら河合くんが｢俺達友達な｣と言って、あおいちゃんも｢そーだね！今日からこの4人は友達だ！｣と言った。
その時、私は、自分の奥底に眠ってある暗い部分が無くなった気がして、何故か涙がぶわっと出た。
3人ともビックリして｢どーしたの？大丈夫！？｣
と言っていた。
私は、｢大丈夫だよ、凄く嬉しくて……｣と言いながら嬉し涙を流していた。