『ゴメン、ゴメン
櫻井さんの行動がカワイくてね』

―!!

先生は笑いを堪えるように口に手を当て、まだクスクスと笑っていた。


いつまで笑ってるつもり……??

私はそんな先生の姿を立つことも忘れ、静かに見ていた


――
少しの時間がたち、先生はやっと笑いを止め、私のほうを向く。

『いつまでも座ってたら、汚れますよ』

先生は笑顔で私にそっと手を差し延べた。

私は少し躊躇ったものの、いつの間にか先生の手を借り、その場から立ち上がっていた


「………どうも」

少し先生から顔を逸らしボソッと呟く私


素直じゃないなぁ……

はぁ~軽くため息


そんなこと 自分でも分かってる

でも……


先生の前だとどうしても素直になれない

バカみたいに意地を張ってしまう


ほんと バカだなぁ~