わたしは先生の顔を凝視する。 ん?、とわたしの視線に気づいた先生が 「どうしました?」と一声。 「わたし先生にお願いがあるんです」 カップを側の机に置き、先生を見上げりようなかたちで先生を見つめる。 「なんですか? “櫻井さん”」 またか…… 軽く舌打ちをしたくなったがグッと堪え 口を開く 「わたしのこと……」