“ゴメン”

先生の言葉が鮮明に頭の中で繰り返される。


ゴメンって……



なんでそれだけなの…?


他になんかないの…?



先生は…


意味もなく私に




キスしたっていうの…?





体から力が抜けそうになった


「先せ…い………」


消えるような震える声は、あまりにも力のないものだった……

だからこそ、力を込めた。




「……私は、先生が…好きです。」

弱く呟くように出た声





教師とか生徒とか関係なく

先生が



好きだよ……