目を覚ますと父上、義母上、ウェルの心配そうな表情が見えた


「ウィル!!」

「ん...、そうだ父上、リュミ様を覚えておいでですか?」


目覚めて早々そんなことを言う俺に3人は驚いていた


「覚えているが...」

「じゃあ、リュミ様を拐った魔法使いの名は?」

「...セシル=アルベール。」

「その人は今何をしている?」

「さあな、行方不明なんだ」

「いつから?」

「....リュミ様が拐われたのと同時期から。」


最初、リュミ様が死んでいないことを知っていることに驚いていたが
ちゃんと質問にすべて答えてくれた

父上たちが何か言っていたが俺は聞こえない振りをして部屋を後にした


「至急、頼みたいことがあるんだが.....」


近くを歩いていた者に二つのことを頼んだ


そしてしばらくすると---


「ウィル王子、お待たせいたしました。」


そう言って報告をしてくれる


「助かった。」


そしてシンデレラ....いや、リュミのもとへ向かう