まずはイメチェンをした。目が隠れるほど長かった前髪は切る事にした。今までとは違う自分に驚いた。

この別荘の近くの徒歩3分の所に桜波学校がある。
小春は、明日からそこに転入する事になった。
辺りを歩いていると、
「もしかして、引っ越してきたの?」
私と同じくらいの年齢の少女が話しかけてきた。
「そうだよ」
「それなら、いろいろ案内してあげようか?」
少女は微笑んだ。
「うん!よろしくね♪私は、小春だよ!12歳だよ」
「私は、穂乃よろしくね!私も12歳だよ!」
「もしかして、桜波中学校の子?」
「そうだよ、もしかして、桜波中学校に来るの!?」
「うん!」
「じゃあ、友達になろ!」
ビックリした。こんな事を言われるなんて、今までは「オバケ女」何て言われて仲間外れにされてたのに・・・。
「嫌だったかな?」
「ううん、嬉しい!」
「そっか、良かった」
「明日から学校に行くんだけど同じクラスがいいね」
「だね、それじゃあ、また明日!」
「うん!」