どんな闇の中でも光は射すんだと、君が教えてくれた。


真っ暗で、何も見えないかもしれない。


それでも必ず光はどこかにあるんだ。


君が私を照らしてくれたように。


君が私を見つけてくれたように。


私だけの『光』がそこにある――。



「ってか、俺も紅も一目惚れなんだよな…」

「へっ?」

「お互い桜の木の下で初めて会って惹かれたって事は、一目惚れだろ?」

「うーん……もしかすると前世で出会ってたかもしれないよ?」

「……」

「じょ、冗談だよ!」

「………いや、」

「明?」

「そう言う可愛いこと言うなよな……」

「………なっ〜〜〜!!」



初めて会ったあの日から、運命は動き出した。


私と君の恋。


君色に染まった恋。


これからも2人で、歩いて行く。





‐END‐