♪~♪~♪

そんな時、私のケータイが鳴った。

静かな朝に響く着うた。

ケータイを開け、画面を見る。

メールだ。

受信: ケイスケ
《今ヒマ?遊ぼ♪○○の××ホテルで待ってるよ》

(ケイスケって…誰だっけ?)

記憶にない男の名前。

まぁ、そう言うことはよくあるから慣れたけど。

暇を無くしてくれるなら…。

いっか……。

送信:ケイスケ
《ぃぃよー。暇だし。今から行く》

早打ちで書き、メール送信。

すぐ近くの場所だから全然余裕だ。

場所に着くと見覚えのある男が。

多分、ケイスケ。

「よッ!花南。久しぶり」

『ケイスケ久しぶりだねぇ♪じゃ、早速久しぶり記念に入ろ!』

私はホテルに指を差し、ケイスケを誘導する。

「おぅ」

その言葉と同時にキスをする。

こんなん気持ちなんてない。

ある物は、『欲望』だけ。