今日は花火大会。
色とりどりの屋台に光灯る提灯、夏の風物詩と想い出の詰まった場所に私は帰ってきている。

年に一度の地元のお祭りは活気に満ちていて長い一本道が普段とはまるで違う道になっているこの雰囲気がどことなく懐かしい。

この日になると子供たちはお小遣いを握りしめて友達と屋台を回るのが楽しみで仕方がないのだ。私もそのうちの一人だった。
しかし地元のお祭りはそれだけではないのだ。


そう。
君がいるかもしれないから。