楓side
前の学校で問題を起こし、この姫宮に転校してきたが、案外楽しい。
この舞という女。どうもあのクラスの中心人物で間違いないだろう。
まぁそんなことどうでもいい、
慧と伊織と舞の会話が聞こえてきた。
いくらなんでも、それはないだろ。
そう思った時に、上から微かではあるが泣き声が聞こえてきた、
「うっ。ぐす。」
上を見る。そいつはちょうどあいつらが話してた伊織の後ろの女だった。
なぜこんなとこに?
それよりその泣いている姿に魅入ってしまった。
眼鏡を取った顔は目は二重、鼻はすっとしていて唇が淡いピンク色、肌が白くその唇が目立つ。
俺は不覚にも綺麗だと思ってしまった
話せたらなと思いながら視線をそらす
これからが楽しみだ。
ニヤッと笑う。
楓sideend