この声は…


「拓…斗」


なんであたしの家の前で
待ってるの?


「何か用?」


待っててくれたのは素直に嬉しいのに素直になれない。


「桜子、誤解してるよ!!弁当隠したりしたのは桜子に誤解されたくなかったから。あの子とは何の関係もない!」


そうだったんだ…


でも健も浮気してるって
言ってたよ?


聞きにくくて拓斗を暫く睨んでみた。


視線に気づいたみたいで拓斗は口を開いた。