私の登場に周りがより一層ざわついた

「相沢さん!」

誰かが私の名前を呼んだ

たぶん水沢先生だろう

けど私は黙ってグラウンドの真ん中に行った

「おう、お前か相沢美里は」

「そうですけど・・・ なんか用ですか? 学校に来るなんて」

「心当たりあるんだろ? 前にあの小僧と話してたのお前だろう」

「それがなにか」

「お前のこと調べさせてもらった 中学のときかなり悪だったそうだな あの小僧がお前に助け求めてんのは分かってんだよ」

総長は私を睨みつけた すごい圧を感じた

「でも私は協力しないと言いました だから関係ないです」

「あーそうか 先に片付けておこうと思ったがその必要もないみてーだな」

さすがは天下の暴走族 

厄介なやつは早いうちに片付ける方針なんだ

「まあ当日助ける気になったら来いよ お前も地獄に落としてやるよ 場所は第4倉庫だ
おい! お前ら行くぞ!」

これは本当にまずいかも・・・