「えっと・・・ 確かここに え、ない」

どこに行ったんだろう

「これを探しにきたの?」

「だ、誰?」

私は後ろを振り返った

「せ、先生・・・ なんでここに」

「だめでしょ? 屋上なんかに来たら」

先生は微笑んだ

手には私の携帯が・・・

「返して」

「やだ」

「はあ? 早く返してよ!」

私が手を伸ばすと先生はするりと避けた

「やっぱりここでサボってたのか 屋上にきたら携帯があってびっくりしたよ」

「やっぱりって何・・・?」

「君がよく授業をサボるて聞いてさどこでサボってんのか気になってさ これで君がサボっても連れ出せる」

先生はにやっと笑った

「ほ、ほといてよ 私がどこにいようと関係ない」

「関係なくはないでしょ 君の先生なんだから」

「そうゆうのウザイ 返してよ」

私は先生から携帯を奪った

「そんな言葉信用できない」

先生の耳元でそう囁いた




本当は助けて欲しかった
それはダメだって言って欲しかった
先生・・・・
私を救って