顔は知っていたがこんな近くで見たのは初めてだった

大きな瞳に吸い込まれそうになる

私はつい見とれてしまった

「あ、君は・・・」

「は、はい」

何を見とれてんだ私は

「確か・・・ 相沢さんだよね? 理事長の娘さんの」

「私のこと知っての?」

「そりゃ知ってるよ 成績はいつもトップじゃん それに・・・」

先生は頭をかいた

「何?」

「よく指導受けてんるじゃん」

先生は下を向いた

「何それ 確かにそうだけどさ」

私は少し微笑んだ

「笑うんだね」

先生も微笑んだ

「いや、笑うでしょ 普通」

「そうだね」

何この人・・・ 

なんか不思議




これが私と先生の出会いでした